2024年1月15日
ピーク時の人材を確保!”少し前から採用”が、成功の秘訣
有限会社浦島
宿泊業
単発バイト
長期雇用化
(左から、総務人事部 松宮様、工場長 鷲尾様)
有限会社浦島 間島様
今回は、佐渡市で宿泊・飲食業を営む「有限会社浦島」の、間島(まじま)様にお話を伺いました。トップシーズンの人材確保に2023年6月からマッチボックスを活用、2023年の夏は多い時は1日10名ものマッチボックスからの働き手を受け入れた有限会社浦島さん。期待以上の成果に加えて、長期につながった人材との出会いもありました。
必要な時に必要な人材確保を。期待通りの応募で、トップシーズンの夏を乗り切る
導入のきっかけは?
間島様:佐渡は夏が繁忙期となり、トップシーズンに必要な人材を採用できることを期待して、マッチボックスの利用を始めました。これまでは縁故・知人のつてで、夏の繁忙期の人材をまかなっていました。昨夏トップシーズンの人材をマッチボックスで確保することができたのは大きな成果です。
求人への応募状況はどうでしたか?
間島様:夏場、多い時は1日10名くらい、平均でも7名程度の方にマッチボックスから働きにきてもらっていました。応募はそれ以上、1日10件、20件と応募があり、全てを採用にはできないので、お断りするのが申し訳ないほどでした。  応募してくれたパートナーの方とは、採用・不採用にかかわらず、出来るだけメッセージでやり取りを行うようにしています。また応募してもらえるようにと、今回採用できなかった理由もしっかり伝えるようにしています。
「単発」で「何度も」。リピーターを念頭に、少し前から採用
マッチボックス活用のコツをぜひ教えてください
間島様:「必要な時に必要な人材を」というのはありますが、「必要な時」を目指してその前段階として採用していく、というのが一番いいと思っています。コロナが開けて、繁忙期に入る前にV字回復してきていたので、”お仕事になれていただいてから繁忙期に入る”、というイメージで、繁忙期前から少し採用させて頂きました。

  落ち着いている時にパートナーさんに来て頂き、丁寧に教え、忙しい時期までには、ある程度の仕事内容や流れを理解して頂くという流れが良かったのかなと思います。職場を気に入って、単発でリピートしてくれる「常連さん」を作ることが成功につながりました。
導入にあたって、なにか不安な点はありましたか?
間島様:マッチボックス利用前には、単発で毎日違う人が来ると、毎回教えるのが大変。それなら自分たちでやった方が早いのでは?という不安もありました。実際には、継続的に来てくれる人が多かったので、まるっきり新たな方は少なく、教える手間は心配していたほどではなかったです。 

 単発の働き方ではありますが、気に入ったら同じ事業所に何度も応募することができます。何度か来てくれるこういった単発バイトの「常連さん」が増えると、毎回一から教える手間が減りラクになります。数か月すると「マッチボックスから来ている単発バイトの方が、新たな単発バイトの方に仕事を教える」といったことも発生していました。
その他、導入してみての反応は?
間島様:単発で働く方がくることで、新しい風というか、いろんな視点から物事を見ることができるようになり、よかったと思います。既存の従業員からも助かった、という声が多かったです。若い会社なので、意見もどんどん出してもらえれば取り入れたいと思っています。
長期につながる!単発は「お試し」として活用できる
間島様:マッチボックスのシステムとして、一番よいなと感じている点は、単発バイトでお試しで働けることです。
企業側は、パートナーの働きぶりなど、面接するよりも深くその方の事が良く分かります。パートナーさんにも社風を感じていただくことができるので、働いてみてから思っていたのと違う、というマッチングのずれが起きず、お互いにとってメリットがあると思います。
長期雇用につながった方はどれくらいいますか?
間島様:開設の6月から現在まで、10名程度の方が長期につながっています。マッチボックスで採用した方から、正社員に登用させていただいた方も数名いらっしゃいます。単発バイト、体験就業、どちらも求人を行っていますが、やはり単発バイトのほうが応募数は多く、単発で働いてみて、いいなということで長期につながることが多かったですね。 

 マッチボックスで働きに来てくれた方の中には、旦那さんの転勤で佐渡に来られた、という方も多いです。私たちの会社は20代・30代の多い若い会社なので、離島に来て不安に思っている中で年齢層の若い職場で働いて、横のつながりもできたりと、働きやすさを感じてもらって長期につながったのではと思います。
 既存の従業員だけでなくて、マッチボックスでこられたパートナー同士のつながりもできていたりして。プライベートでもご飯を食べに行ったりと横のつながりができているようで、言い方を変えると、私たちの職場がマッチボックスでこられた方の交流の場みたいになっています。
 実際、パートナーさんからも、ありがたいです、という声も聞いており、仕事でも、チームワークという部分につながってくると思いますので、嬉しく思っています。
単発バイトから長期雇用につながることを予想していましたか?
間島様:単発バイトが長期雇用につながることは、利用前には想像していなかったです。当初の期待は「必要な時に必要な人材を採用」させていただくことだったので、1年を通しての雇用ではなく、必要な時だけ必要な分を、という想定でした。(長期へのつながったことは)副産物的なものですが、働き手もいいし、利用事業者側もいいですよね。
今後にも期待しています!
活用のポイント:
・リピーターとの出会いを念頭に、繁忙期前に採用を開始
・マニュアルに頼らずマンツーマンで教える
・また応募してもらえるよう、不採用でもチャットでフォロー
取材協力
有限会社浦島
〒952-1325
新潟県 佐渡市窪田978-3
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